みんなも先生になろう!

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ピアノを習う目的はいろいろあると思います。

弾きたい曲がある!
最近の流行りの曲を弾きたい!
学校でピアノ伴奏をしたい!

などなど。

生徒さんの年齢や目的に合わせてレッスンを組み立てていきますが、小さな生徒さんにとって『読譜』つまり楽譜を読むことは少し難しいですね。

普段から、カードを使ったり、プリントを出してドレミを読む練習をしていますが、ちょっと難しいと嫌がる子も…。でも、将来のことを考えるとそこは避けて通れない道なのです。

そこで、もうドレミはわかっているはずなのにやりたがらないお友達には、思い切って先生になってもらうことにしました。

タップくんがドレミのテストをやったんだけど、○○ちゃんが先生になって丸付けをしてくれない?

注)「タップくん」はみんなのテキストのキャラクターのお名前です

○○ちゃん
○○ちゃん

えっ、タップくんっているの?

丸付けしてってお願いされたの。タップくんは「絶対100点だ!」って言っていたけど、ちょっと怪しいかな…。あっていたら丸、間違っていたらバツと正しい答えを書いてあげてね。

いいよ、やってあげる。でも、ちょっと自信がないからヒントをちょうだい。

じゃあ、まず○○ちゃんがドレミのテストをやって確認してみよう。

自分でもテストをやって確認してから丸付けをしてくれました。

タップくん、30点だったよ!

あらら、本当だ。もうちょっとがんばってもらわないとね。

ねえ、またタップくんにテストやってもらって。丸付けしたい!

わぁ、ありがとう。じゃ、またよろしくね!

他の場面でも時々先生になってもらうことがあります。先生役をお願いすると結構喜んでやってくれます。もちろん「先生」ですから、最後まで責任を持ってやり切ってもらうことが大切です。

ただ教えてもらうのではなく、自分でも考えて作り出すことはピアノを弾く上でとても重要なポイントです。小さいからこそ、いろいろなことを体験してほしいと思っています。